「伝統・文化を守るために 旅行会社ができること」
~ これからの旅行形態と着地型観光について ~
講演趣旨
京都生まれ京都育ちの私が、着地型観光や京都での観光ガイドをしていることについて、
関東の中学校から講演依頼があり修学旅行前の学習の一環として講演させて頂きました。
講演内容
京都に文化財が多く残っている理由
・戦争で空襲から逃れたから
もともと文化財が多かったから
・1200年の歴史、古都だから
京都は794年から1868年まで天皇がおられた権力の中心地だった
・産業誘致に失敗したから
京都に老舗が多い訳
・伝統産業を守らないと成り立たない。
お寺などでは本山、総本山が多くあり、維持が必要。
・変化することを恐れない。
八ッ橋 : 固いお菓子 → 生八ッ橋(ふにゃふにゃ)
西陣織 : 帯 → ネクタイ、内装、クッションなど
お茶 : 公家や武士の文化 → 商人や大衆、花嫁修業
京都の人は新しいもの好き
・日本初の市電
・特殊構造のタワー 京都タワー
・世界初の国際マンガミュージアム
・日本で最初の小学校 番組小学校
・日本最初の博覧会
・パンの消費量 日本1位
・餃子の消費量 日本3位
・アニメ、ゲームコンテンツの聖地
大挙する外国人とこれからの京都
・もはや外国? 主要な社寺では外国人比率が8割以上の時も!
修学旅行生が課題で外国人へアンケートを取る姿も!
(何しに来てるの?)
着物を着ている人も良く見れば外国人!
店員さんは数か国語を話せる人も!
店員さんも外国人の場合も!
外国人が外国人に物を売っている! ここどこ~!
これからの京都(日本)は?
有名社寺ばかりではなく、本来の姿、
あるべき京都を見てもらう
「着地型観光」の重要性
ハードよりソフト
物そのものより、誰がどういう風にどんな思いで作ったか?
そのもので何ができるのか?