Googleのコアアップデートとは
検索結果の改良を目的に、Googleが検索キーワードに対してどのホームページを上位に表示するべきかを検討しています(検索アルゴリズム)が、その見直しを行うことを言います。Googleの検索アルゴリズムは日々細かな改良を実施していますが、年に2~4回程度、大規模改良を行います。
こうした大規模アップデートが行われる度に、改良の内容に即した順位変動が起きます。
ここでは今までの主要なコアアップデートを載せています。
現在では、結局のところ「ユーザー(検索者)の検索意図(どういう思いでキーワード検索しているか)を読み取り、検索意図に沿った内容のページをキーワードを活かしながら作る」ということが重要になっています。
参考にして頂き、今後のSEO対策に活かしていただければと思います。
2011年パンダアップデート
下記のような特徴を持つ低品質なサイトの評価は下げられ、反対に高品質なサイトの評価が上がりました。
【低品質なサイトの特徴】
•無断で他サイトのコンテンツを複製
•コンテンツを自動で生成
•不適切な広告を設置
2012年ペンギンアップデート
「外部リンクに焦点を当てた」アップデート
以前は、外部リンクの数イコールWebサイトの信頼度とみなされていました。
サイトのなかにはこの特性を利用して、外部リンクを購入してリンクの数を増やしたり、外部リンク取得のために大量にサイトを制作したりといった悪質な手法を用いるサイトも存在していたため、ユーザーにとって価値のないサイトも上位に表示される事態が発生していました。
2013年ハミングバードアップデート
「ここから一番近いカフェはどこ?」といった会話型の検索に対して、適切で関連性の高いコンテンツの上位表示が可能になりました。
2014年ベニスアップデート
「位置情報によりユーザーに最適な検索結果が表示される」ようになりました。
2015年ドアウェイアップデート
「検索順位を上げることを目的に作成された、別ページに誘導する(Door Way)ためだけのコンテンツの評価を下げる」アップデート
特定のサイトへの誘導を目的として作成された誘導ページは、中身のないコンテンツもしくは乏しいコンテンツでありユーザーへの有益性がない為、検索順位を落とさました。
2015年モバイルフレンドリーアップデート
「スマートフォンでの視認性、操作性の高いサイトの評価を上げる」ためのモバイルフレンドリーアップデート
2017年日本語検索アップデート
「日本語検索の品質向上」を目的に、日本限定でアップデート
2017年フレッドアップデート
•過度に広告掲載しているページを有するサイト
•正確性が乏しい、独自コンテンツがない、低品質なサイトなどが検索順位を落とすアップデート
2017年医療健康アップデート
「医療や健康関係の情報の精査」を目的に医療健康アップデート
医療・健康に関連する情報について、医療従事者や医療機関、専門家などから提供された信頼度の高い情報を取り扱うサイトの評価を高めています。
2019年BERTアップデート
AIを用いて「キーワードに対するニュアンス理解の精度を高める」ためのアップデート
キーワードの文脈を理解できるようになったことで、より関連性の高い検索結果が表示できるようになりました。
2021年ページエクスペリエンスアップデート
「コンテンツの内容以外のユーザー体験」に関するアップデート
操作性や視認性など、コンテンツ内で得られる情報の価値以外に関する体験が重視されるようになっています。情報の価値以外の体験とは、下記のようなものです。
•モバイルフレンドリー
•LCP(ページの読み込み時間)
•FID(インタラクティブ性=ブラウザの反応速度)
•CLS(視覚的安全性=レイアウトの意図せぬズレがないか)
•HTTPS
•煩わしいインタースティシャルがない
2021年スパムアップデート
スパムサイトへの対策を強化するアップデート
【スパムアップデート対象例】
•自動で生成されたコンテンツ
•オリジナルコンテンツがない、もしくはほとんどない
•対ユーザーと、対検索エンジンで異なるコンテンツまたはURLを表示する
•不正なリダイレクトの設置
•リンクプログラムへの参加
2022年「E-E-A-T」アップデート
「Experience(経験)」
「Expertise(専門性)」
「Authoritativeness(権威性)」
「Trust(信頼性)」
をより重要視したアップデート
2022年リンクスパムに関するアップデート
悪意のあるリンクをスパムとして捉え強化する。